メッセージ

ご存知でしょうか? 日本の1人あたり「くだもの(生鮮果物)消費量」は、世界各国の平均より低く、先進国の中では各国を大きく下回って最低クラスだということを。

厚生労働省の『国民健康・栄養調査(2018年)』によれば、日本人の1人1日当たりの果実摂取量は平均96.7g。この数字も、果物の摂取量が最も多かった1975年の193.5gから半減という結果なのです。

厚生労働省は『食事バランスガイド』で「果物を1日200g食べること」という推奨をしていますが、その目標からも大きな乖離をしています。ちなみに、全国で最も果物消費量が多いのは岩手県。 次いで、長野県だそうです。

さて、世界からどれくらい消費量が低いのかというと、具体的には、アメリカの1人当たり摂取量は日本の約1.9倍、オランダは約3.2倍、イタリアでは約2.8倍にもなるのです。食文化の違いということももちろんあるかもしれません。外国ではくだものを食材として日常的に食べるほか、ジュースやジャム、シロップ漬け、缶詰等の果実加工品を食べる習慣が定着しています。日本人も、同様の習慣が生まれているとは考えられますが、デザートとしてはもちろん、普段の食事の中に取り入れ、もっと積極的にくだものを摂取するよう心掛けたいものです。

果物を1日200g食べることを具体的に表すと

みかん 2個
りんご 1個
日本なし 1個
かき 2個
ぶどう 1房
もも 2個
キウイフルーツ 2個
なつみかん 1個
はっさく 1個
いよかん 1個

デコポン(不知火) 1個
グレープフルーツ 1個
バレンシアオレンジ 2個
くり 12個
さくらんぼ 40粒
すもも 3個
西洋なし 1個
パインアップル 0.3個
びわ 6個
バナナ 2本

(出典)「毎日くだもの200グラム運動指針」(8訂版)

(注)
・かき、ももは2個であるが、大きめのものは1個である。
・ぶどうは1房であるが、デラウエア等の小粒系は2房、巨峰等の大粒系は2分の1房である。

ドライフルーツとは

生鮮果実の液果を乾燥させ、水分を少なくして腐敗や変質を防ぎ、長期の保存ができるようにした果実を乾燥果実と言い、ドライフルーツと呼ばれます。

常圧下で乾燥させたドライフルーツ(乾燥果実)はフレッシュ(生鮮果実)とは異なる風味になりますし、減圧下で乾燥させた果実は水を加えて戻すと、生果に近い風味や新鮮度が復元するので、この場合は脱水果実という表現も可能でしょう。

ところで、ドライフルーツとは、食物繊維を含む栄養素の高い食べ物であり、かつ抗酸化物質の高い食べ物であることがあらゆる研究からも明らかになりました。ドライフルーツの世界市場は、そのような理由から世界中の健康・ウェルネス食品に対する需要の高まりによって牽引されています。

そうした背景から、プログレは、日本の東京発のブランドとして、お客様一人ひとりの健康はもちろんのこと、「笑顔になる食」をテーマに誕生しました。